カワチェン
チベットの帽子コレクション
チベット人は、帽子にはちょっとうるさいです。 街中で、寺院で、草原で… いろんな土地の人々が、いろんなライフスタイルの中で育んできた 多種多様な帽子のごく一部を紹介します。 すべてカワチェン所蔵。
(supervised by prof. Tashi Tsering, Lhasa)
#001 rtse drung zhva dkar (僧官の白帽)
ダライ・ラマ法王がポタラ宮殿からノルブリンカ(夏の離宮)に向かうときに、僧官がかぶった。 また、霰(あられ)から畑を救うンガッパ(行者)がかぶったりもする。
#002 uncertain name 名称不明
高位の僧官や高僧が旅行をするときにかぶった。 骨組みは竹で編んであり、頭頂にはトルコ石を付けていた。
#003 uncertain name 名称不明
不明
#004 Wa-ki'i (狐皮帽)
第4位の俗官のかぶった冬の帽子。キツネの毛皮が使ってある。
#005 sog zhva (紅纓帽)
高官のお供や、馬番がかぶった。シルク製。

#006 zhva dkar (白帽)
#001とほぼ同じ。

#007 zhva mo ja thang mdog
仕立屋や絵師などがかぶったもの。
#008 Yang zhva

#009 (zhva mo ja thang mdogg (ブラックティー帽)
色が「ja-thang」つまりブラック・ティーのよう。 カム(東チベット)のもの。
#010 rtse drung gi rta zhva (僧官の乗馬帽)
僧官が冬、馬にのるときにだけかぶったもの。
#011 mkhan po'i gsol dpon gyi zhva mo
ケンポ(僧院長)のお供の者がかぶる。ビロード製。

五智宝冠
カーラチャクラ灌頂などの仏教儀式で使われるもの。 「五仏」と「五要素」を象徴しています。
右側の写真は、1996年夏、 インド・スピティ渓谷のタボ僧院でのカーラチャクラ灌頂のときのもの。
ちょっとタイプは違うけど、こんな感じになります。 先端には宝石が施されています。



阿弥陀仏 Amitabha Opame


大日如来 Vairocana Nampar Nangze


アシュク仏 Aksobhya-Vajrasattva Mikyopa Dorje Sempa


宝生仏 Ratnasambhava Rinchen Jungne


不空成就仏 Amoghassiddi Donyo Drupa

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